■ ID
| 1660 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Analysis of summer-time atmospheric transport of fine particulate matter in Northeast Asia |
■ 著者
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Hikaru Shimadera
(一財)電力中央研究所
Hiroshi Hayami
(一財)電力中央研究所
Yu Morino
(一財)電力中央研究所
Toshimasa Ohara
(独)国立環境研究所
Satoru Chatani
(株)ハオ技術コンサルタント事務所
Shuichi Hasegawa
埼玉県環境科学国際センター
Naoki Kaneyasu
(独)産業技術総合研究所
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2013 |
■ 誌名・巻・号・年
| Asia-Pacific Journal of Atmospheric Sciences, Vol.49, No.3, 347-360, 2013 |
■ 抄録・要旨
| 北東アジアにおける夏季のPM2.5中の元素状炭素(EC)と硫酸イオン(SO42-)の輸送について、大気質モデルCMAQと気象モデルWRFを用いて解析した。ECについては、モデルは長距離輸送を良く再現していたが、首都圏におけるECの85%は国内由来であると示唆された。SO42-については、首都圏におけるSO42-の62%が国内由来、38%が他国からの長距離輸送の寄与であると示唆された。特徴的な長距離輸送は、この季節の典型的な気象条件により生じており、高気圧が日本列島を覆っているとき、首都圏のSO42-は火山も含めて国内由来が支配的であった。高気圧が東シナ海にあり、低気圧が日本列島の北を通過するときは、総観規模の西風により大陸から大量のSO42-が日本へ流入していた。また、台風は強い降雨と風でSO42-を下げるが、台風周縁の風が時折SO42-の長距離輸送をもたらしていた。
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